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学校のストレス

「適応障害」は、何が原因で自分が今の状態になっているのかハッキリとした自覚がある所が特徴的な精神疾患です。
例えば、職場で感じた「ストレス」が原因で「適応障害」になった人は「自分は上司のパワーハラスメントが辛くて」など、または一般家庭の主婦で発症した人は「同居しているお姑さんと上手くやっていけない」など、ハッキリと原因を自覚できています。

それは学校に通う子供でも同じで、「ストレス」の原因は解っているはずです。
ただ自分の言葉や行動で表現するには、まだ幼いという場合もあります。
そのため、年令や学年に限らず学校に通う子供が「適応障害」になった場合、子供達が過ごす時間が長い場所(家庭や教室など)の雰囲気を出来るだけ明るく温かく感じられる様にしてあげましょう。

そうする事で少しでも子供達が「ストレス」について親や家族に話せる様に、背負っている「ストレス」という荷物を軽くしてあげることが理想といえます。
特に学校で考えられる「ストレス」は「いじめられている」・「行っても友達との会話が無い」・「成績や進学などが不安でしかない」・「先生に上から押さえつけられている様に感じる」などがあります。

また、病気や経済的な理由以外で一年に三十日以上欠席している状態は「不登校」とされます。
しかし、中学生になると三十六人に一人が「不登校」の状態となっているといわれています。
他にも「不登校」ではありませんが、遅刻や早退が増えるなどの傾向が多いようです。

大人や子供に関わらず「適応障害」は先に紹介した様に原因が分かっているので、それを軽くする事や無くす事が完治への近道になります。
この様に「適応障害」は治る病気ですので、時間がかかっても適切な治療や対応を受けましょう。