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適応障害の完治について

職場での「ストレス」から「適応障害」を発症する人が多いとされています。
しかし、他にも学校や家庭内での「ストレス」が原因で発症する人も多く、どんな人がなってもおかしくないのが「適応障害」というストレス性の「心の病」です。

再発しやすい、完治はしにくいなど自分が発症した際にインターネットで情報を探して逆に不安に思うこともあるでしょうが、まず「適応障害」という病気についての「原因」・「経過」・「治療」などについてきちんと理解することが大切です。

まず「治療」に関してですが、これは風邪の様に処方された薬を飲めば治る、または手術で治る分類の病気はありません。
「適応障害」の治療とは、発症の原因となった「ストレス」から離れる事が治療になるのです。

例えば、職場の「ストレス」が原因で発症した人は、原因となったのが職場なので簡単に離れる事は難しいでしょう。
実際、インターネットで「適応障害」に悩む人のブログなどを読むと、治療のため一時期に「ストレス」となった職場から離れるために休職したけれど、陰では「ただの怠け者だろう」と噂されており、周囲の理解が得られずに復職しても再発するのが心配だという辛い心情を書いている人も居ます。

ですが、昨今はテレビや新聞に限らずインターネットの普及も手伝って「ストレス」が原因で起こる心の病気に関して、専門医でなくとも知識を持っていたり、病名が一般的になっているのは事実です。
とくに「適応障害」など「ストレス」が原因で起こる病気は、上司や同僚など身近な人に病気を知ってもらい、理解してもらう事が治療を行う上で必要になります。

「適応障害」が「うつ病」と違う異なる点は、発症の原因となる「ストレス」の特定が本人よって出来る所にあります。
つまり、原因が分かりやすいので、他の精神疾患よりも「治療」の方向が見つけやすいのです。
それでも、完治するには「本人の自覚」と「周囲の理解」が大切な事に変わりません。
しかし、言い換えれば適切な治療や対処をすれば、完治までの期間が短くなる病気でもあるのです。