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精神科と心療内科で迷う適応障害

「ストレス」が原因で発症した「適応障害」でも、誰もが最初から「適応障害」だと分かるわけではありません。
なので、体調不良になったり精神面に何時もと違う感じがすると驚いたり困惑するだけでしょう。
そうなると中には「もしかすると今の職場で抱えている悩みや問題が影響してのでは」と考えたり、または体や精神的な不調は他の大きな病気の前触れかもと色々な悪い方向に考えて心配になるでしょう。

そうして、市販の薬や我慢が出来なくなって病院で診察してもらわなくては、と思った時に一つの疑問が浮かぶ人が多いでしょう。
その疑問とは「さて病院に行くのは良いけれど、自分は何科に行けばいいんだろう」という内容です。
もし、胃が痛むなら内科だと思っても、何かの「ストレス」が原因で痛くなっているなら精神科かもしれない。
いや、「ストレス」が原因なら「心療内科」とか「神経内科」もある。それなら自分は、何処に行けばいいのだろか。

そんな風に悩む方にとって「ストレス」が原因で起こる「適応障害」は体調や精神的な不調を引き起こすので、何科に行っても良いと思うかもしれません。
しかし、ここで事前に各科の違いを少しでも分かっていれば手間や時間を掛けて幾つも診察してもらう必要はないでしょう。
ここでは、そんな各科の違いを本当に少しですが御紹介します。

まず、日本の診察で一番最初に診られるのは「内科」で器官などに異常がないかを検査して、何もなければ次に「心療内科」か「精神科」を受診すれば、先に身体的な病気なのか精神的な病気なのか分けることが出来ます。
また「神経内科」では「身体が震える」・「傾く」・「動きがおかしい」等の脳神経系に関する病気を扱います。
有名な病名では「パーキンソン病」や「脳血管障害」などがあります。

そして、肝心の「適応障害」ですが、ここで「心療内科」と「精神科」のどちらに行くべきか迷う所でしょう。
ハッキリさせると「心療内科」は身体の症状から診察するのに対して、「精神科」は情緒面など精神的な症状が気になる場合に行くべきだと覚えておくと良いでしょう。

ですが、「適応障害」の場合は、体と心の両方に症状が出るので、最初の診察で困る事があるかもしれませんが、「心療内科」でも「精神科」でも見当違いな診断をされる事はないでしょう。
本当に心配なら病院へ行く前に事前に電話で症状を説明して、受けるべき科を教えてもらるのも良いですし、最初に「内科」に行ったなら医師に症状の事を含めて相談してみるのも一つの方法です。