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適応障害の症状

「適応障害」の症状として多い身体的な症状は、主に「胃炎」・「頭痛」・「吐き気」・「不眠」・「食欲不振」・「疲労感」・「倦怠感」などです。
しかし、この様な体に現れる症状を自覚しても「疲れのせい」だと思い、病院に行っても内科で診察を受けてしまい、念の為にと検査して何も確認できないため放置してしまう。
そうして、後になって「適応障害」が悪化して、初めて精神科や心療内科の受診する、その様な場合が多いでしょう。

しかし、近年では「適応障害」などの「精神疾患」に対して、インターネットやテレビが大きく取り扱う事が多くなったので、個人も病院も認知度が高くなってきています。
なので、検査で異常が無いのに様々な身体的症状が出ているなら、「適応障害」などのストレス性の疾患を疑う傾向が一般的になってきています。

更に「適応障害」の症状は体だけでなく、精神的な部分にも現れます。
例えば、前は何も感じなかった事に心配や不安を覚えたり、小さな事で苛立ったり、神経質になって過剰に反応する。
または、急に混乱したり、明るい事が考えられなくなって暗くなる、直ぐに泣いてしまう等、本人も周囲も驚く様な状況になって苦しむ事になります。

また、この「適応障害」の症状は他にもあります。
それが、日常生活の中での問題行動です。
具体的な例を挙げると、約束を破る様になった、時間を守らなくなった、または学校や会社の規則などを守らなくなる等です。
これが悪化すると、会社を欠勤しても平気になってしまったり、失敗しても直ぐに言い訳や嘘でごまかそうとします。

生活習慣も乱れがちになり、ギャンブルやお酒に溺れてしまう場合もあります。
これらの原因が「適応障害」だと本人が自覚していても、周囲の理解が無ければ「自分勝手になった」・「わがままになった」、または「非常識な人間だ」と思われてしまいます。
こうなると、今まで良好だった人との関係が悪くなり、ケンカや口論が増え、万引きなどの犯罪に繋がる事をする可能性が出てきます。

そんな行動が出てくる前に、病気だという自覚があるなら直ぐに病院へ行きましょう。