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心理療法で治療

「適応障害」の治療法の一つとして行われている「心理療法」ですが、これは「精神療法」とも呼ばれています。
具体的に説明すると「薬」を使わないで、発症者と話す事を中心に考えられた治療で精神疾患や「心身症」等の治療に関して悩み抱えている人に「心理士」や「カウンセラー」と呼ばれる専門の人々が行なっている方法です。
これを「サイコセラピー」やもっと短く「セラピー」と呼ぶ人も少なくありません。

特に「適応障害」や「うつ病」等の精神疾患には「カウンセリング治療」が行われる場合が多いです。
その際に「心理療法」が「カウンセリング」と一緒にされる事もあります。
しかし、「カウンセリング」はあくまでも発症した患者が自分から抱えている悩みや不安への対処法を考えて、話を聞く「カウンセラー」は本当に「聞くこと」に徹して患者を少して手助けする位です。
一方の「心理療法」は専門の人間が患者から話を聞いたら、その症状に合わせて対処法などを患者に提案しながら患者の悩みなどを解消しようという治療法です。

これらの療法は「適応障害」を含む精神疾患を発症した患者の中にある「無意識の中の意識」に刺激を与えていると言い換える事ができます。
それらは「精神分析療法」「認識行動療法」「来談者中心療法」の三つが「心理療法」として実際に治療で行われている事が多いのです。

まず最初の「精神分析療法」とは、患者に好きなように頭に浮かんがままに話をしてもらい、その話に出てくる人物や物、それに登場のさせ方を聞いて「適応障害」や「うつ病」を発症した患者の抑えられている感情や病に対する患者の抵抗状態を探るろうとする療法です。

次に「認識行動療法」とは、患者が物や話題などの「対象」に持っている「考え方」や「イメージ」等 を変化させて、患者が抱えている「抑うつ感」や「不安感」に「無気力」などの症状から起こる「過食(または拒食)」や「賭け事」に暴力などの行動を少しずつ無くしていこうとする療法です。

最後に「来談者中心療法」に関して、患者が話す事は何でも受け止めて、それから自分も同じように感じているという事はアピールして、患者には話の内容を繰り返させたり分かりやすくさせる事で、今まで気づかなった気持ちに患者が気付くようにして自分の状況や症状などと正面から向き合って「強い思い込み」で固まってしまった考え方を改めさせて治療する方法です。